火焔型土器を聖火台に

縄文時代は一万年続いた平和な時代であったという。 世界史上一番長く平和が続いたのは江戸時代の二百五十年と言われているが、縄文時代の平和は一万年続いている。ただ文字がなかったので戦争があったかどうかの記録はない。 しかし発掘される遺跡の墓地か…

半端ない

傘寿を過ぎた人から「ググる」って知っているかと聞かれ驚いた。調べ物するのに「グーグル」で検索することをいうらしい。新語かな?。会話をしていて、お互い「え」と思ったことがあれば、すぐにスマホで調べることが多い。そして情報を確認しながら会話が…

初夏の風

初夏の風 一昨年から大岡信氏の「折々のうた」を書き写している。原稿用紙に鉛筆で書く。以前は朝日新聞の「天声人語」であったが、年とともに「詩歌」を書き写すほうが心穏やかな時間を過ごせる。 大岡氏の「折々のうた」は朝日新聞に1979年から掲載が…

イノベーション

2018.6.5 イノベーション シリコンバレーでご活躍の桝本博之氏が講演の中で、イノベーションを「常識破壊」と定義されていた。日本では「イノベーション」は「技術革新」と訳されるのが普通である。 技術革新の言葉から想像されるのは、19世紀のワットの蒸…

食パン

食パン 4月から大阪テレビで「大阪人の新常識 OSAKA LOVER」が月一回放映されている。その第一回の放送の冒頭が「関西圏のパン文化」であった。戦前大阪市内45店舗の直営店に「電気自動車」を使って配達していた「マルキ号製パン」が、堀江に東洋一のパン…

ドケチ

ドケチ 最近の若い人が使うかどうかわからないが、我々後期高齢者が若い時、「ドケチ」という言葉をよく使った記憶がある。「ケチ」といえば「吝嗇」、鼻眼鏡をかけた高利貸しのようなイメージがあるが。「ドケチ」はなんとはなく、ユーモアが感じられる。大…

重老齢社会

日経新聞の(電子版)で「重老齢社会」の記事を読んだ。「超高齢者社会」という言葉は今までも良く見聞きしたが、「重老齢社会」という言葉は寡聞にして初めて知った。 この3月の時点で後期高齢者が前期高齢者を上回った。前期高齢者と後期高齢者と合わせると…

スイス・アーミーナイフ グーグルのプロダクトマネージャーが、グーグルの検索エンジンを「スイス・アーミーナイフ」にたとえてプレゼンテーションしたことがある。「キレイかつシンプルでどこにでも持っていける。特定の用途向けの道具が必要になったら、す…

お染風邪・お七風邪

お染風邪・お七風邪 新春から二度インフルエンザに罹った。一月にはB型、二月にA型である。この20年来、夫婦共にインフルエンザに罹ったことがない。80歳にもなれば若い頃からいろんな流感に罹って免疫があるから予防注射の必要もないと、高をくくっていたが…

日本が中国 日本省になる日

中国 日本省になる日 中国のGDPが日本の三倍になったと報道された。日本が2011年に三位に転落してからわずか6年である。まさか三倍にもなっているとは思いもしなかった。 習近平が国家首席になってから、中国は急角度で発展し始めた。そしてその経済力…

家電見本市

2018.2.5家電見本市 1月10日ラスベガスで「CES」(家電見本市)が始まった。トヨタは豊田章男社長自らが戦略車「イー・パレット」(全長4〜7メートルで低床のバリアーフリーの電気自動車)を発表した。これは自動運転で相乗りのバスとして、イベント会場…

否定と肯定

否定と肯定(2018.1.20) デボラ・リップシュタットの「否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い」を原作とする映画「否定と肯定」を観た。地味な映画だが観ているうちに引き込まれ、原作の翻訳本を取り寄せて読んだ。 ホロコースト(ナチスによる大量虐殺…

遠野に旅する

遠野に旅する(1017.11.20) 六十年来の念願が叶って遠野(岩手県)へ行った。柳田國男氏の「遠野物語」にある「デンデラノ」「ダンノハナ」「カッパ淵」に、わが身を置いてその雰囲気を感じたいとの思いで旅に出た。 遠野物語には大きく分けて、「河童の話」…

龍(2017.12.20) 昔からなぜ架空の動物の「龍」が崇められるのか考え続けている。中国では「龍」西洋では「ドラゴン」があり、日本でも仏教寺院の天井絵の睨み龍として「龍」が描かれている。 中国では夏王朝の禹王の時代に権威の象徴としての「龍」がある。…

平安時代

平安時代(2018.1.5) 子供の頃、元旦の恒例行事が終わった後、親父が読み手で「百人一首」のかるたとりをした。定番は小倉百人一首で鎌倉時代の藤原定家が編纂したものである。しかしその収録された歌の大半は平安時代の歌人が読んだものだ。 平安時代は西暦…

浮世絵

浮世絵 心の原風景(2017.10.5) NHKの「美の壺」を見られておられる方も多いと思う。最近「空間の魔術師 ロイド・ライト」の番組を見た。ご存知の通り帝国ホテルの設計者である。建築はともかくその番組でライトが浮世絵の収集家と知った。日本での設計料のほ…

好きな言葉

泉 私は「泉」という言葉が好きだ。一字では「心」「和」なども好きだが、「心」は魂のイメージ、人間を感じ、「和」は道徳的な響きがあるのに対して「泉」には心の故郷を感じる、ロマンティックな響きがある。 泉といえば思い浮かぶ場所が二箇所。武蔵野と…

カナブンとAI

カナブンとAI(2017.12.5) 日経新聞でAI(人工知能)を使った「昆虫サイボーグ」の研究が進んでいるとの記事を読んだ。「カナブンにはAIによる生命が宿っている。背中に埋め込まれた電子回路が筋肉を刺激し、羽を動かす。衝突回避など虫が持つ生体機能と組み…

ボルボから軽自動車へ

ボルボから軽自動車へ(2017.9.5) 昔スエーデンのボルボは安全な車の代名詞であった。世界で初めてシートベルトを装置した。またスエーデン鋼の強度も有名であった。世界一安全な車として世界中にその愛好者がいた。20世紀後半のアメリカ映画では登場人物を…

風立ちぬ 神風特攻隊

宮崎駿の「風立ちぬ」を封切り初日に観た。宮崎駿の長編アニメは「風の谷のナウシカ」から数えて11作目であると云う。ところが私は宮崎駿のまんが映画を見るのは初めてである。夏休みの公開ということもあって子供向けのアニメ映画だと決めてかかっていたが…

298円の値札

298円の値札(2017.11.5) スーパーに買い物に行くと、298円とか399円との値札をよく見かける。この値決めは298円と値札をつければ、消費者は200円台で安いと感じる。この心理をついて、実際は300円の品を売るテクニックだと思い込んでいた。 …

豆柴犬89万円

豆柴犬89万円(2017.10.20) 最近は小型犬ブームだという。心斎橋筋を丼池へ向かう途中に煌々と照明された小型犬専門のペットショップがある。週日の昼下がりにも拘らず結構客が多い。 私はショーケースに入った犬や猫を見るのは好きでない。一匹一匹小さな…

2017.9.20安倍仲麿

安倍仲麿(2017.9.20) 甥に孫が生まれたと報告を受けた。命名を京都の「晴明神社」にお願いしたと言う。命名をお願いすると候補を5つあげてくださりその中から選ぶ。なんとはなく厳かな感じを受けるのはやはり安倍晴明のご威光か。 大阪にも「阿倍王子神社」…

劉暁波と周恩来

劉暁波と周恩来(2017.8.20) 中国初めてのノーベル賞受賞者の劉暁波氏がなくなり、その遺骨が「散骨」されたと中国政府が発表した。世界のメディアが、なぜ「散骨」されたのかと色々と憶測をしているが、墓を作って埋葬すれば、その墓が「反政府活動の聖地」…

2017.8.5ノーネクタイ

2017.8.5ノーネクタイ 真夏になるとサラリーマン諸氏はノーネクタイで仕事ができる。小池百合子東京都知事に感謝しなければならない。小泉内閣時代、環境庁長官の小池女史が「クールビズ」を提案し推進してくれなかったら、猛暑の中扇子片手にハンカチで額を…

目には青葉

目には青葉 山時鳥 初鰹(2017.7.20 ) 高校時代の友達と新緑の京都「哲学の道」を歩いていた時、生物学専攻の彼は「我々は緑色に対して特殊な識別能力を持っている」との話をしてくれた。「人間は緑色を3万色ぐらい見分けることができる。白い紙に同じ枝から…

時流に乗る

時流に乗る(2017.7.5) 最近、週刊誌の車内広告で「誤嚥性肺炎を防ぐ完全ガイド」や「睡眠障害完全克服ガイド」の大見出しを見て、私も時流に乗っていると確信した。これに「ぼけ(認知症)」を加えれば年寄りの三題噺が完全になる。 新聞の死亡欄で高齢者の…

紫陽花

紫陽花(2017.6.20 ) 梅雨の季節は紫陽花の花が美しい。近畿各地に紫陽花で有名な場所がたくさんあるが、あまりにも株数が多すぎて落ち着かない。私は山科の勧修寺の紫陽花と苔、そして石仏の写真を撮るのが好きである。苔庭の各所に配置された紫陽花に心落ち…

豊かな社会になったか

豊かな社会になったか(2017.6.5) 英「エコノミスト」社から「2050年の技術」が刊行された。NHKの朝の番組で紹介されていたので、取り寄せ読み出した。各分野最高の科学者が各々の分野で「メガテック時代」の30年先を予測している。あまりにも専門的で…