2025年大阪万博

 大阪万博に最大の追い風の記事が8月号の英国エコノミストに掲載され、大阪人として驚いた。

 英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」がこのほど発表した「2018年世界で最も住みやすい都市ランキング」で、オーストリアの首都ウィーンが1位となった。前年まで7年連続で首位だったオーストラリアのメルボルンは2位に転落した。そして3位が大阪。東京は7位である。

 世界で住みやすい街3位と急に言われても戸惑う。今まで日本中から「汚い」「ひったくりが多い」「学力テスト最下位更新中」「いじめが多い」「幼児虐待が多い」「生活保護者が全国一」など最低の街との烙印を押されてきた。

 旅行などで「どこからですか」と聞かれたとき「大阪です」と答えると、大半の人が「怖い街なんですてね」といわれることが多い。こちらも「やすきよ」の漫才の真似で「街を歩くときは弾よけにフライパンを待っていますよ」と笑いを取り仲良くなる。

 エコノミストが大阪を選んだ理由の回答は、「住みにくい街のワーストテン」を見れば納得できる。ワーストテンの1位ダマスカス(シリア) 2位ダッカバングラデシュ) 3位ラゴス(ナイジェリア) 4位カラチ(パキスタン) 5位ポートモレスビーパプアニューギニア) 6位ハラレ(ジンバブエ) 7位トリポリリビア) 8位ドゥアラ(カメルーン) 9位アルジェ(アルジェリア)10位 ダカールセネガル)。 全てテロと向き合っている都市である。そこに比べれば、大阪は安全で人情が厚い。物価が安い。

 2017年3月のブルームバーグアメリカの経済調査会社)で「大阪は世界で最も物価が安い都市」と紹介されたことがあった。「大阪は5分、ベネズエラなら9時間-朝食代稼ぐのに必要な労働時間」によると大阪では5分働けば朝食代を稼げると書かれている。朝食はミルク1杯と卵1個、トースト2枚、果物1個を、「スーパー玉出」なら80円で買える。時給1000円なら5分で83円なので、バイトや派遣でも5分で朝食を買える。そして住居費は抑えようと思えば3万円まで圧縮でき、関西では労働賃金が高い。いいとこばかりである。

 万博誘致運動で松井知事はこのこともアピールして欲しい。